FEATUREこの歯科医院の特徴


From:受付・入社6年目

先日、自宅近くのスタバで読書をしていたときのこと。

スタバなどのカフェで仕事や読書をする人には"あるある"かもしれませんが、隣の席の人の話が気になりまして。

というのも、その話が、私が昔よく聞いていた話と似ていたからです。

隣の席にいたのは4人の女性。年齢もおそらく30代後半~40代くらいで同世代だと思います。

話の内容は、彼女たちが働く会社の人たちについての話でした。

同期のあの子は今なにをしているとか、あの子は会社を辞めて今何をしているとか。

そんなふうに、誰か人の話をしていました。

かなりの時間そんな話をしているので、よく続くな…と思って聞いていたんですが…思い返せば私もかつて、前に勤めていた職場では、よく先輩から同じような話を聞かされていたことを思い出しました。

ロッカーで帰り支度をしていると、どことなく「今日、ご飯行かない?」的な空気が漂いだして。

そのうち、誰かが「今日、ゴハン行ける人ー!」と、段取りをし始めて。

そんなふうにして皆で食事に行くと、出てくる話は、たいていこんな話。

「この医院はこういうとこがダメだ」
「院内のココがダメ、もっとこうしなきゃダメ」

そんな話が多かったように思います。

もちろん、みんなどうやったら医院をもっとよくできるか、と真剣に考えてのことなのですが、

とにかく「身内の話」、特に人の話がほとんどでした。

医療には「医院(治療、サービス)」と「患者様」の2つ側面があります。

でも、多くのクリニックが考えるのは、四六時中「クリニックの治療やサービスをどうやったらもっとよくできるか?」「どうやったらもっと大型の症例をできるか?」ということばかりです。

成功しているクリニックは"患者様ファースト"

でも、実際、うまくいっているクリニックは「患者様ファースト」なんですね。

ある有名な経営者の方の本で、興味深い話が載っていました。

美容師の方たちにある美容グッズを紹介したとき、成功している人とそうでない人で、まったく違う反応が返ってきた、というものです。
成功している人の発言、していない人の発言

成功している人から返ってくる言葉は常に、
「この商品、あのお客さんにピッタリじゃない?」
「あのお客さんにこの商品を教えてあげたい」
「あのお客さんの悩みを解決できそう!」

そんな”お客さんファースト”な言葉を発したそうです。

一方、成功していない人は

「自分は美容師であって、髪を切るのが仕事だから関係ない…」
「美容グッズなんて勧めたら、お客さんに嫌われるんじゃないか…」

こんな発言が出たそうです。

成功する人は、商品・サービスという枠を越えて、お客さんの悩みを解決できるものなら、なんでも教えてあげたいというマインドなんですね。

自分自信を"髪を切る人"ではなく、"若々しくありたい、綺麗でいたいというお客さんの悩みや問題を解決してあげる人"という意識を持っているんですよね。


この話を聞いたときに、歯科衛生士の仕事にも通じるところがあるなと衝撃を受けたのを覚えています。

歯科衛生士の仕事は、「ドクターの補助」「お口のお掃除やさん」などと作業的に考えていてもそれはそれで成り立ってしまうものかもしれません。

でも、「患者様の健康意識を変える仕事」「患者様の健康な人生に携われる仕事」であると考えると、できること・やりたいことも全く違ってきますし、ものすごく奥深い仕事になるんですよね。


あなたは今、患者さんの方を向いているんじゃなくて、気にしてる相手が自分になっていないでしょうか?

自分が今、どっちファーストになっているのかを見失わないようにしていきたいですね。