職場選びは環境選び

【From:歯科衛生士・入社5年目】

あなたは職場を探すとき、どんな基準で選んでいるでしょうか？

数多くの歯科医院の中からより良い職場を探すために、求人サイトで希望の条件にチェックを入れて職場を探している方も多いかもしれません。

ほとんどの方が、お給料・休みの日数・家からの距離などを必ずチェックしていると思います。私も歯科衛生士学校時代、就職活動を始めたばかりのころはそうやって職場を探していました。

でもあるとき、ふと思ったことがありました。

条件面だけで職場を探していると、どこの医院も同じに見えてくるというか、条件以外の違いが良く分からないんですよね。

どこも同じような条件で、同じように「働きやすさが魅力」「予防に力を入れている」「マニュアルカリキュラム完備」と書かれていることに、少し違和感を覚え始めていました。

このまま、

「こっちの方が診療時間が30分短いから」
とか
「こっちの方が給料が5000円多いから」

といった理由で自分の就職先を決めてしまうことは、自分の人生にとって良い判断ではないことに、なんとなく気づき始めていました。

あなたは周りの5人の平均でできている

私は、受験や進路・就職って、どんな環境に自分の身を置くかを決める「環境選び」だと思っています。

もちろん、働くうえで最低限クリアしたい勤務条件は人それぞれあると思います。

ただ、職場というのは毎日の長い時間を過ごすことになる場所であって、

「どんな価値観を持った人たちと働けるか？」

というのは、想像以上に働きやすさ・仕事のやりがい・日々のモチベーションに影響を与えます。

あるアメリカの起業家の言葉に、

「あなたはもっとも多くの時間をともに過ごしている5人の平均である」

という有名な言葉があります。

どれだけ才能があり、やる気が高い人でも、周囲にいる人たちがネガティブだったり、否定的なタイプの人だったら、次第に自分もその影響を受けていってしまう、というのはよくあることだと思います。

どんな価値観を持った組織で過ごすか、どんな環境に身を置くかということは自分で選択できることです。

もしもあなたが就職先選びに悩んだときには、

「どんな歯科衛生士になりたいか」
「どんな人と過ごしたいか」
「どんな組織で過ごしたいか」

ということを整理して、それがかなえられる職場かどうかをチェックしていくと良いと思います。

私の場合でいうと、
「歯科衛生士として必要なスキルをしっかりつけたい」
「予防歯科を学びたい」
ということと、
「治療は適当で良い、という人とは働きたくない」という気持ちがあったので、

医院見学の際に、実際にどのような取り組みをしているのかを質問しました。

いくつも見学に行った中で、質問に対して一番具体的な説明があり、医院の方針に共感でき、またスタッフの方の印象が良かったのがひかり歯科医院でした。

「こういう職場が良い」という具体的なイメージがわかない場合は、「こういう職場は嫌だ」といったものでも良いです。

自分の考えを整理して、後悔のない職場選びをしていきましょう！